カリキュラム


川口芸術学校では、「3年(映像情報科)あるいは4年(映像文化学科)で現場レベルの技術と知識を習得できます」といった常套句は使いません。なぜなら、今なお形を変え続ける映像メディアにとって、現場で必要な知識は10年すれば変わってしまうからです。
本校のカリキュラムの特徴は、今、自分に何が必要かを考える"思考力"と、それを実行する"行動力"を育てること。
徹底的な実践教育から学生が自ら必要性を考え、そこに様々な角度からフォローを重ねるのが本校の基本姿勢です。

徹底的な集中実習

実習は、一つの授業だけを1週間~数ヶ月にわたって行う集中形式です。授業のはじめにオリエンテーションとして学習目的が提示され、期間中は他の実習を行うことはなく、集中して一つの課題に取り組むことができます。集中期間の教員や学生との密なコミュニケーションを通じて、グループや個人の思考力を養います。

早稲田ならではのアカデミックな授業

早稲田の一流講師陣が、メディア・リテラシー、ジャーナリズム、著作権など、映像表現には必要不可欠な専門知識を講義にてサポートします。

一流講師陣とのコミュニケーションに富んだ授業

クラスは定員40名と少人数のため、第一線の現場で活躍している教授陣と直接話しあいながら授業を進めていきます。一年次でほぼ全ての教員の授業・講義が受けられるようカリキュラムが編成され、個人的な質問もできる環境を形成できます。


カリキュラムのながれ


[1年次] 幅広い映像表現との出会い

集中実習形式の授業により、視覚表現基礎、情報技術論、CGデザイン、音響デザイン、シナリオ・ライティング、アニメーション、ピンホールカメラ制作、撮影技術などの映像全般にわたる基礎を学びます。

[2年次] 専門性へのアプローチ

ゼミ形式の専門授業で、デジタルシネマ、映像ジャーナリズム、アニメーション、メディアアートの4コースから2コースを選択し、これらを専門的に学びます。さらに、産学連携プロジェクトやコンテスト、展示、上映会などへの企画・実践により積極的に社会と関わります。

[3年次] 専門と個性の確立

映像情報科:2年次に専攻したゼミから1コースを選択し、学修の集大成として卒業制作に携わります。
映像文化学科:2年次に専攻したゼミから1コースを選択し、より実践的なゼミやプロジェクトに参加し、自身の方向性を見極めるための作品制作や企画・研究に携わります。

[4年次]習熟した専門分野と理論の構築

映像文化学科:プロジェクト研究を中心に、プロデュース、研究分析、批評などのさらに専門的な理論と実践能力を高め、国際的な視野を持つ映像制作者として必要な専門的な語学も学びます。また、大学院において研究や企画に携わるための、さらに高度な専門性への道を拓きます。


4つの領域

デジタルシネマ

劇映画やドラマなど、主にシナリオに基づいて撮影・編集を行う映像制作を扱うコースです。
DLPによるデジタル・シネマの普及やデジタル地上波放送の開始など、従来の流通・配信とは違ったシステムが試行されつつある現在、映画・ドラマも変化が見えつつあります。
そうした変化も視野に入れながら、配給を見据えた企画立案をはじめ、実際の現場に即した実習・授業を展開していきます。また、学生個々の志望と適正を見極め、映画に深く長く携わる人材の育成を目指します。

映像ジャーナリズム

主にドキュメンタリーを中心とした映像制作を扱うコースです。
カメラの小型化やポータブル機器の充実、加えてコンピュータ・ネットワークの進歩により、現在のドキュメンタリーは個人制作も可能になりました。それは一方で、発信をする一人一人のメディア・リテラシーや情報リテラシーの重要性が増したということです。
この事実を踏まえ、本コースでは、地域の人々や社会と深くかかわりながら、メディアに対する確かな理解を持つ“映像ジャーナリスト”の育成を目指しています。

アニメーション

セルに代表される2Dアニメーションから、クレイ(粘土)や人形アニメなど幅広いジャンルのアニメーションを扱うコースです。
登場人物の多い長編アニメーションまでを考慮し、シナリオ・人物設定から脚本、コンテ作成、アニメーション技術の向上など、総合的なアニメーション制作者の育成を目指しています。

映像芸術表現

アート系の映像表現を中心に据え、総合的に視覚芸術としての映像を研究するコースです。
氾濫する映像に囲まれた現代で、映像作家として自立していくためには、技術面での理解の深さと同時に、映像に対する読解力・理解力や、しっかりとした考察が必要不可欠です。本コースでは、過去の作家の研究や開催中の展示などの生きた実例を通じて理解を深め、表現の本質を探求しながら自己表現を行うことのできる人材の育成を目指しています。